希少植物、文殊山で自生 福井県では絶滅の恐れ

希少植物、文殊山で自生 福井県では絶滅の恐れ

 福井県福井市と鯖江市の境にある文殊山(366メートル)の山中で、県内で絶滅の恐れがあるとされる希少種のキバナノアマナの自生が確認された。関係者は「文殊山は貴重な植物の宝庫。大事にしていきたい」と喜んでいる。

 キバナノアマナはユリ科の多年草。春先に黄色い花を咲かせる。2016年に改訂された福井県のレッドデータブックでは絶滅の危機にひんしているとして県域絶滅危惧1類と評価されている。

 福井市の男性(71)が昨春、下山中に倒木の脇に3輪の花をつけた1株を発見し写真に収めた。文殊山を核にしたまちづくりに取り組む福井県文殊会事務局の徳毛祐彦・楞厳寺住職(73)に確認すると「見たことがない」。写真を調べたところ、キバナノアマナと分かったという。

 3月18日に2人が現地調査したところ、花をつけた2株を確認できたという。男性は「子どものころからの遊び場だった文殊山で珍しい花を見つけることができて感激した。ずっと生き続けてほしい」と話している。

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