父親の首絞めて殺害した男に懲役4年6月 岡山地裁判決、一定の責任能力認める

父親の首絞めて殺害した男に懲役4年6月 岡山地裁判決、一定の責任能力認める

 倉敷市で2018年11月、同居する父親の首を絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われた同市茶屋町早沖、無職瀬野強被告(46)の裁判員裁判で、岡山地裁は14日、懲役4年6月(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。

 多量の飲酒で酩酊(めいてい)状態だった被告の責任能力が争点となっていたが、判決理由で倉成章裁判長は「精神状態にある程度の変化が生じていた可能性は否定できないが、犯行中にたばこを吸うなど自分の意思に基づく行動を取っていた」と指摘。「心神喪失の状態にはなかった」と一定の責任能力を認めた。

 さらに「落ち度のない父親に殺意を向けたことは理不尽で許されない」とする一方で、「家族が社会復帰後の支援を約束していることなどを考慮した」と述べた。

 弁護人は「被告人と相談し控訴を検討する」と話した。

 判決では18年11月4日から同6日までの間、自宅で父義夫さん=当時(75)=の首を両手で絞めて殺害した。

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